西伊豆に潜む幻のエモい林道・祢宜畑倉見線
どうも、篠です。
今回の更新は私の推し林道を布教するだけの記事です。
先日、西伊豆を探索していたら素敵な道を見つけました。
登り口がこんな感じ。
山にハマって5年目の経験上、
伊豆みたいな山岳だらけでマニアックなヒルクライム好きがよく訪れる地域では、
ストラバにセグメントが存在しない6kmの登りはなかなか珍しい…
今回の走行ログから作ってみて気がつきましたが、そもそもストラバの地図に道の線がありませんでした(笑)
それほど見つからない場所に潜んでいたロマンのある道でした。
祢宜畑倉見線
西伊豆町の県道410号と県道59号の間に、
それがありました。
県道410号といえば、お馴染みの西天城高原の家経由で仁科峠に繋がる急坂峠ですが…
今回はその410号の始点から脇道に逸れてみました。
ポツポツと民家が点在する細い道を抜けた先に、林道らしき入り口がありましたが、
思いきりグラベルです(笑)
やはり道はあっても舗装は無いのか……と凹む。(過去伊豆で大鍋越を走りましたが、頂上でグラベルになって、4km程歩いて下った思い出が…)
この日は何故か諦めきれず、少し奥に進んでみて様子を見ることにしました。
でね、まさかの100m先で舗装が復活!
林道の標識を確認したら
延長12km(登り区間6km)のちゃんとした林道でした。
思わぬ大当たり✨
実際未舗装区間は地図の赤い部分だけというオチ
まるで人を寄せ付けないような雰囲気を醸し出すこの道は一瞬で好きになりました。(*´ -` )
入り口からいきなり15%越えでやばい気配がプンプンするし、どストライク…
ドキドキワクワクしながら登り進む。
ひと言でまとめると、
平均勾配詐欺林道
伊豆で走った様々な急坂峠の中でもトップレベル。
走り終わってデータ見ても6km平均勾配9.2%
ですが、ちょったした平地と下りが2回入るから平均勾配詐欺が激しい林道です。
15%超えが続く区間が長い(笑)
記憶の中で1番近いのは長野県の下栗の里までの道かな…いい勝負です。
基本的に許容範囲の路面の綺麗さですが、突如に現れる道半分砂利の箇所や大きな穴が空いているところも多く、マニア向けの道という認識でOKです。
落石を律儀に避けて抜重気をつけないとパンクしやすい道でもあります。
中盤以降は開けた景色も多く、
ガードレールの道標よく見たら平成10年に完成された道のようで…
もう20年以上の歴史があると思えば、相当綺麗に保たれてる林道。
ここの所豪雨で県道まで崩れているのに、まったく…強い林道だ😎
途中林業のおじさんとすれ違って、「よくこんなところ登ってきたね、自転車見るのは初めて」と言われて、
日本各地でこれを聞くの何度目だろ……とちょっと笑ってしまいました。
「お邪魔しております!🙌」
「頑張ってね😎」
ちゃんと林業が生きている道なので、こうして綺麗に保たれているんだなあ…と心の中で合掌(-人-)
頂上手前で一度大きな下りがあって、そこから300mほど15%超えの登り返しがあります。
最後でトドメ刺してくる感は嫌いじゃない🙌
ちなみに、ラストは木陰皆無で坂よりも陽射しがしんどいかもしれません。
頂上は三叉路になっていて、現在真っ直ぐいく方向が通行止め、
右に曲がるキャンプ場経由で59号線に抜けられる道は開通されていました。
かなりゲート大きく空いておりますが、
このブログを読んで興味を持ったとしてもうっかり通行止めの道を通らないようにお願い致します。
右に曲がって下っていくと、オートキャンプ銀河というキャンプ場があります。
キャンプ場までは流石車の通りが少ないからか、かなり道荒れていて落ち葉だらけ🤔
キャンプ場より下はだいぶ綺麗になります。
一つだけ注意点がありますが、
グレーチングが殺人レベルの配置です。
目立たない穴空いてたり、1個だけ裏返しだったり…グレーチングが見えたら心の準備した方がいいです🤣
行かれる方は用心して下りましょう。
59号線側から登ると6.8kmで同じ上昇量です。
比較的に緩い区間が多いですが、今回登った方向を下るのはなかなかテクニカルでオススメしないので、410号→59号の回り方がオススメ🙌
キャンプ場側の道もなかなか雰囲気よくて思わず立ち止まって写真撮りました。
今回の探索に至った経緯は、とにかく海沿いの長いトンネルを通りたくない!が理由でした。
トンネル回避できるならいくらでも登ります、というかむしろ登らせてくださいタイプの人間ですから、この林道に出会えて本当によかったです。
正直この道は全ての人におすすめできるところではないですが、またルートに入れたいと思えた素敵な道なので、マニア向けにブログ書きました。
ストラバでセグメント作りましたが、私と同行者を含め、過去4人しか走っていない超絶マイナー林道……(笑)
過去20回以上訪れた伊豆にもまだまだ未踏の道が沢山あるから、これからも気になった道をどんどん走っていこうと思います。
走りたい道は、走れるうちに、走っておこう。