山は性癖です。

ヒルクライムは芸術、峠道はロマン。そんな人の日常。YouTubeに車載動画を上げております⇒https://www.youtube.com/channel/UC28MD_W9WmDCoetAcFCGpBg

初めてウィルス性胃腸炎になった話

どうも、篠です。

国鉄道旅中で時間有り余っているので、ここ何日間経験したことを綴っておこうと思います。

f:id:edamame0416:20190310161759j:image

ところで、皆様、ウィルス性胃腸炎については、ご存知でしたか。

私は生まれて初めてこの病気にかかったので、最初はただの風邪だと思い込んでいました。

 

通常のウィルス性胃腸炎は嘔吐から始まり、高熱(発熱なしもある)、ウイルスが胃腸に入り込んで、胃腸の働きを悪くするために、急に下痢をしたりします。「おなかのかぜ」「はきくだし」「嘔吐下痢症」などの呼び方もされております。

 

感染源は食べ物か人経由の2種類になります。

食べた物の可能性もあるし、途中で接触した人間、使用したトイレや施設、触ったものに菌が付着していた可能性もあります。

発症まで潜伏期間が1~3日間あると言われています。

 

ここ1週間大阪→岡山→尾道今治と、かなり長距離を移動しているので、正直感染源が全く分かりません😇

 

ただ発症からの3日間ほどで食事の匂いだけで吐き気がしてきたり、飲み物も食べ物もほとんど喉に通らず、気がつけば体重が3kg落ちていて、免疫力も体力も回復力もガタ落ちしていて恐怖を感じました。

今まで経験したどんな厳しいライドよりも、どんな筋肉痛よりも、圧倒的に自分1人ではどうにもできなくて、ただただ体が自分で回復していくのを待つしかできない。

サイクリストにとって、食べられないことって、本当に致命的です。

 

 

ここまでの1週間を簡単に書いてみます。

3/3

サイクルモード大阪2日目終了。

昼はココナッツカレー、夜は焼き鳥と鶏刺しを食べた、元気でした。

サイクルモード会場のトイレ利用。

 

3/4

大阪から岡山まで移動、コロリス自転車さんに挨拶に行きました。店長と一緒に金山登りました。その後1人で尾道輪行移動、新幹線弁当、夜はお好み焼きを食べた、元気でした。

 

3/5

朝はホテルの朝食。

しまなみ海道を走りました。

コンビニ補給でクッキーとウエハースとチキンとカニカマを食べた。

夜23時ぐらい風呂上がりにカップヌードルカレー味を食べた。

しまなみ海道途中の公衆トイレ2回、コンビニのトイレ1回利用

元気でした。

 

3/6

朝はホテルの朝食。

一日中雨予報なので、もう一泊することに、

朝ごはんのあと買い物に出かけて、2度寝。

2度寝から起きてから何故か身が重くて妙な筋肉痛がある…昨日の疲れかと思ってもう一度お風呂へ。

その後もう一度雨の中お散歩して買い物。

大好きな辛いカップラーメンとカニカマとスルメイカを買ってきたのはいいけど、全く食欲がなくて寝るまで一切食べる気になれなかった。

 

ここからが異変の始まり

 

3/7

この日から走る予定だったので、6時にアラームかけて起きたが、頭が重い、全身がダルい。

尋常じゃない寝汗をかいていた。

お腹がゆるい。

もしや風邪?熱?とまず思いました。

とりあえず朝はホテルの朝食を食べに。

でも昨日と同じ朝食会場なのに、何も食べたいものが見当たらない…

というか、どんな食べ物を見ても胃がムカムカして皿にに取れなかった。

最終的に手に取れたのがおかゆ一杯とバナナ1/3切れだけ。卵と肉は見ているだけで気持ち悪かった…

チェックアウト済ませたら、熱自体は落ち着いたっぽいので、とりあえず自転車でちょっと移動。雨が本降りになったところで柳原駅から輪行

宇和島駅のホテルに3時着。

そこからもうずっと寝ていた。

悪寒がするので、毛布を被って暖房を29℃まで上げても寒い。

いつの間にか寝付いたら、その後は自分の寝汗冷えで23時に目が覚めた。

一度シャワー浴びて翌朝の9時過ぎまで寝た。

その間に約2時間間隔に目が覚める。口が渇いて仕方ないけど、お湯も水もあまり喉に通らない、無理やり飲んでまた寝るの繰り返し。

 

3/8

大晴天でとても自転車に乗りたいけど、ホテルから出た瞬間感じたのは目眩。

熱は下がったけど、食欲ゼロ。

下痢気味になった。

歩行速度は町のおばあちゃんよりも遅い。

朝は何も食べれず、ジュースを何種類か買ってみたけど、一口飲んで吐き気がして捨ててしまった。コンビニのホットスナックコーナーの匂いが気持ち悪くて逃げ出した。

結局この一日は何も食べれず、水と乳酸菌飲料だけ飲んでいた。

バス輪行宿毛駅に移動。

テルチェックインまで1時間あるし、翌日の無限大チャレンジライドに備えて体調整えたいというのもあり、近くの病院へ。

 

診断結果は「ウィルス性胃腸炎(おなかのかぜ)」

 

先生「とりあえず点滴打とうか」

 

私「!?!?」

 

かなりの重症だったらしい。

重度の脱水症状に陥っていました。

2時間かけて点滴を受けました。

整腸剤と胃を整える薬を頂きました。

 

それでホテルに戻って17時からひたすら寝た。

それでもやはり1.5~2時間間隔で目が覚める、寝汗が凄まじい。寝汗というか変な汗?

それでもなんとか合わせて長く寝れてるので、翌朝6時に目が覚めた時はだいぶスッキリしました。起きた瞬間体がここ何日間で一番軽い。

 

3/9

ストライダーとして参加させて頂く「四万十足摺無限大チャレンジライド」1日目を走りました。

普通に流すだけなら大丈夫ですが、定期的に胃がズキっとくる。

いつもみたいに力を込めようとすると胃に鈍痛が走る。路面の振動で内臓が痛い。

いつもの半分しかパワーが出てないのに、もうちょい上げたくなったら胃が痛い。足のダメージは走り終わってもほぼゼロ。6時間の内、1/3はL1領域ですよ?信じられないでしょ…

 

結局一日中食べられたのはバナナ1本、カツオたたきバーガー、うどん半玉、豚汁1杯、乳酸菌飲料1本、お茶のみ。

第2エイドで食べたカツオたたきバーガーが80km経過しても胃の中に残っていて全く消化されずびっくりした。

6時間走ってTSS196ぐらいの超低強度だけど、600kcal未満で150kmを走らざることを得ない事態になった。

省エネ稼働していたとはいえ、筋肉を溶かしながら走っていたようなもの。

とてもいい景色で走っていてすごく気持ちいいし、エイドもとても美味しいものばかりなのに、自分の体調管理の甘さで徹底的に楽しめないのが悔しくて仕方ない…

 

夜の懇親会も参加させて頂きましたが、途中で立っているだけで胸焼けがしてきて、ほとんど何も食べれずお茶を飲みながら座っていたら、主催側が心配してくださって先にホテルに帰らせてくれて、休ませてくれました。

この体調のままでは翌日厳しいなあと思いつつも、せっかく高知まで来ているのに、なんとか回復しないのかなあと祈りながら眠りにつく

 

3/10

夜中に7回以上目が覚める、相変わらず寝汗が凄まじい。でもよくなったのは唇が前ほど乾かなくなった。

悪くなったのは下痢が酷くなって急にトイレに籠ることが増えた。

顔色もかなり悪い

このままでイベントに参加しても走るどころか、足摺の良さをしっかり体感して伝えられるかどうかすら怪しい…

いろんな方面に御迷惑をおかけして申し訳ない気持ちでいっぱいです。

かなり葛藤がありましたが、朝5時に2日目不参加という決断に至りました。

 

未だにポカリスエットとヨーグルトちょびちょびしか口に入れられません。

固体物とかゼリーは全部受けつかないです。

まともな食事が食べられるようになるのはいつになるだろう…少なくとも3日以上はかかりそうです…

 

現状は以上です……

内側からの病気は本当に恐ろしいです。

皆様もお気をつけて(›´-`‹ )