どうも、篠です。
先日の9月13日に北海道帯広市で開催された「Tokachi Climb Camp 2020」というイベントにゲストライダーとして参加させていただきました。
今回の更新はイベントの振り返りも兼ねて、北海道の話をさせてください☺️
実は今回イベントのゲストオファーは北海道そらちグルメフォンドの運営にも携わっているけ~すけさん経由で企画の小川さんに繋げて頂きました。
「篠さんにぴったりのイベントがあるんですけど、如何でしょうか?」と
送ってきたイベント概要に「獲得標高を稼ぐ」と「同じ坂を2度登ってはいけない」
の2項目が書いてあって笑ってしまいました…
なんちゅーイベントだ……
ええ…まさに私得イベント🚵♀️
そんなちょっと変わったイベントはこちらです
👇🏻👇🏻👇🏻👇🏻
十勝クライムキャンプとは?
■イベント概要■
1Day Climbチャレンジ
北海道帯広市役所をスタート・ゴールとする
朝7時〜15時(8時間)で
どれだけ獲得標高を稼ぐことができるかに挑戦するイベントです。
ルール
◯ 3人1組み(8時間)または2人1組(6時間)によるエントリー
◯ 獲得標高はサイクルコンピュータなどによるGPS計測
◯ 走行ルート自由。各自で準備し、事前に大会事務局に申告
◯ 同じ坂を2度登ってはいけない
参加費/3,000円(大会記念品キャップ、ネックゲーター、サコッシュ+保険など)
各自でルートを設定する走行ルートの自由度の高さはもちろん、
峠道を走るので、安全を考慮し、あくまでチームで協力し合うチャレンジであって、タイムを競うものではないというのもこのイベントのいいところです。
各自の許容範囲で自由に楽しめますから、幅広い層が楽しめるイベント。
イベント自体はかなり小型で、今回は参加者76名。それぞれの少人数グループに分かれて走る形式です。
イベントを振り返る
今回イベント当日は
もう1人のゲストライダー
#KBikeService代表 YURIFitフィッティングサービスでも知られる小橋勇利さんと、
2人1組で走らせて頂きました。
実はスタート地点の帯広市付近はど平坦で、
そこから北上し十勝平野を走り抜け、山に向かいます。
山まではなんと…50kmあります!🤗
これだけ聞くと、
えっ、ほぼ平坦ライドじゃん?
と思う方もいらっしゃるでしょうが…
実は十勝平野、全然「平野」じゃないです(笑)
真っ直ぐな道が何キロ先までも伸びていき、
数m~数十mのアップダウンが延々と続くミラクルな地形です。
田んぼの間なのになんでそんな波打ってる!?って突っ込みたくなる道…
こんな道を50kmも走れば500mぐらい登るんです。
北海道は高い山が少なく、基本的に峠道が緩やかななので、
蓋を開けてみれば…
実は帯広市スタートで獲得標高を稼ぐなら、
高い山に行くより、丘陵地帯を延々とぐるぐる回った方が結果的に獲得標高のコスパがいいです。
そんな訳で、今回の参加者も山に行くグループと平野を回るグループで、大きく二手に分かれた模様でした。
私と小橋さんは十勝地方を走るのは初めてだったので、せっかくだからこの辺の有名な山に行ってみたい…!そして美味しい物食べたい…!
そんな思いで引いたルートはこちら
205km/2747m - A bike ride in 帯広市, 北海道
205km2700mアップで、
大きな登りは
・然別湖(しかりべつこ)
・士幌高原(しほろこうげん)
・ナイタイ高原
・林道池田西部線
お昼ご飯はナイタイ高原降りて少し離れたところにある「ナシラ舎」という美味しいカレー屋さんを予定していました。
ここまで完璧な満喫プランでしたが…
あいにく当日の朝は気温8℃前後の霧雨、
2~3時間ほど本降りの雨で、補給取るなり、体温を戻すのに二度大休憩を入れました。
つい3日前まで日中30℃だったのにいきなり1桁に突入する北海道恐るべし。
鬼寒かった(笑)
低体温症になりかけたけれど、暖かい飲み物入れたら復活しました。
個人的に今日のハイライト
小橋「冷え症だから手がすごい色になるんだよね…赤い通り越して真っ白になる(笑)」
私「へぇー」
小橋「…こんな感じ(グローブを取る)」
私「……ほぼホルマリン漬けじゃん」
小橋「wwwwww」
私「小学校の時博物館で見た事あるけど、保存状態のいい死体こんな感じだったわ…」
雨寒かったけど、
雨の中で走ったこの真っ直ぐなアップダウン、北海道らしくてめっちゃ好きでした。
道の先が空と繋がっていました。
曇り空ならではの景色
動画はこちら
5倍速で…
— 篠 (@shino_138) 2020年9月13日
こんな真っ直ぐなアップダウンが延々と続いた今日最初の50km…(*´ -` )
6km先まで見える直線道路も沢山で、北海道らしいなあと思いました。 pic.twitter.com/r4PMjei4ZI
土砂降りの寒い中、
「雨の日は転がり抵抗減るから巡航上がりますよね…寒くなければ普通に好き」
という話で盛り上がった…
どこまでもポジティブ😎
10時過ぎから雨も上がり、山に近づくにつれて路面もドライに変わったのでかなり走りやすい天候に変わりました。
十勝しんむら牧場でホットコーヒーを飲んでホッとしたらすっかり観光気分に変わった私と小橋さん😆
せかせか走るのも勿体無いから、残り時間を見つつ臨機応変にルート変更する方向へシフトチェンジ。
ヤギの屁#tokachiclimbcamp pic.twitter.com/gScRcY7ujM
— YURIFit / 小橋 勇利(Yuri Kobashi) (@kayurisa) 2020年9月13日
然別湖はカットして士幌高原へ。
散々道に迷って、グラベルに突っ込んだり…
1本道はずればグラベル天国なので、グラベルバイクで来たら最高に楽しめる地域だと思います!
小橋「このグラベルを抜ければ超絶ショートカットらしいよ(行きたそうな顔)」
私「ん…じゃあ、行きますか!(ロードだから)ゆっくり走るわ」
小橋「俺は行くって決めたらゆっくり走らないんで(バビューン)」
ノリノリの小橋さんに一瞬で置いてかれたけど、めちゃくちゃ楽しかったです🤣
北海道のグラベルはイイ☺️
— 篠 (@shino_138) 2020年9月13日
道に迷ったりグラベル突っ込んだり…普通に超楽しめた pic.twitter.com/XzCaO8Azgm
士幌高原
3.3km、平均5.4%。
前半は3%前後で後半8%まで徐々に上がっていく坂でした。
ヌプカの里というコテージを通り過ぎて更に進むと大きなワインディングカーブが待ち受けていました🚵♀️
士幌高原を降りてから農道で横移動してナイタイ高原へ
ナイタイ高原は全長6.9km、平均勾配4.7%
ヒルクライムレースも開催されているコースでコース全体高い樹木がなく開けた草原の中を登り進んでいく道でした。
大きなアップダウンを繰り返しながら7%前後の登りが最後まで続くコースです。
ここは北海道では急勾配らしい…改めて埼玉の平均10%が普通なのは異常ですね(*´ -` )
頂上からは十勝平野を一望できます。
開放感の溢れる景色。
#あそこがマルセイユ の小橋さん🤔
さて、美味しいカレーを食べよう…!と
カレー屋までゴリゴリ踏んでいったら、まさかのカレー完売で閉店でした🤦🏻♀️
本日一番のショック案件…
大雨で体温回復させる大休憩で大幅予定より遅れたのがいけなかったですが…まさか1時半で売り切れるとは…さすが人気店。
カレー屋を目の前にして補給食を食べる2人の惨めさ……
ここから帯広市まで残り42km。
15時には戻らないといけないから、仕方なく林道カットして最短ルートで帰還。
小橋さんの引きについて行くだけでしたが、1時間10分ノンストップ……しんど楽しかったです。🤣
観光なり道に迷ったりと止まった時間は長かったけれど、アップダウン山込みで走行アベレージ29.1km/h。
160km、1922mアップ。
小橋的にはゆるポタでしたが、私にとっては普通にいい練習になりました(´ー`)
2000は行きたかったなあ……この天候はしゃあない。
とりあえず目当ての士幌とナイタイ行けたから大満足🚵♀️🙌
終了後、恐れ多いながらけ~すけさんの進行で小橋さんと2人でトークショーさせていただきました。
当日の走行ルートの話や、お互いの走りを見た感想などなど…
小橋さんとはフィッティングでお会いしましたが、実際一緒に走るのは今回が初めてでした。
いかにもロードレーサーの走り方で、アップダウンの処理からペーシングと加速の仕方まで。上手に全身を使えていて、ペダリングの際背中が綺麗に泳ぐ、ダンシングもしなやかで、後ろを走っているだけでとても勉強になりました。
今回ゲスト参加表明してから、FacebookやInstagramで参加者や地元の方々からメッセージ何件も頂き、当日も参加者の方々と沢山お話できて本当に嬉しかったです。
北海道の峠道情報もいろいろ聞けてまた行きたい場所が増えました。(*´ -` )
ひと足先に冬を味わった寒い日でしたが、北海道の温かさに沢山触れたイベントでした。
今回のイベントは十勝毎日新聞と北海道新聞夕刊にも取り上げられました🙌
ヒルクライムの良さ……
そうですね。
普段用がなければ絶対いかないであろう峠道や細い林道をわざわざ入っていく。
1本脇に入ればまったく知らない道…
そんな住み慣れた町でも、
新たな魅力に気付かせてくれる遊びだと、私は思っています。
ちなみに、
イベントはとても好評でしたので、来年も開催の方向で動いているらしい…😎
次はパワーアップして、1泊2日の要望が出ていたり、グラベル部門新設なり、キャンプ要素も入れるなり……
すべて確定ではありませんが、夢いっぱいの企画に向かっております✨
興味のある方、是非続報をお待ちください🙌
最後に思い出写真をバッ
味噌ラーメンと帯広名物豚丼
セコマのカツゲンとあずきアイス
参加者の方から頂いたぺろぺろキャンディ
当日来たフォロワーさんがくださった缶バッジ
帯広ソールフード・インデアンカレー
北海道土産
記事を最後までお読み頂き、ありがとうございました。